英語スピーチコンテストで、将来に役立つ英語力をつけよう!

教育

子どもの将来を考えたとき、英語力は欠かせません。

ところが、日本国内では英語力を伸ばす環境が限られているのが現実です。

今回は、子どもの英語力を伸ばす英語スピーチコンテストについて紹介いたします。

現代は、英語は必須の時代

IT化が進んでいる現代社会において、英語は必須といっても過言ではありません。
大人が業務で利用するシステムをはじめ、身近で利用するInstagram、TwitterのようなSNSも、英語ベースで構築されています。

最近では、子どもが英語を話すYoutuberの動画を見ながら、楽しんでる様子も散見されるようになりました。

さらに、2020年から、小学校の英語教育が必修化されました。

◆2020年から全面スタート!小学校の英語授業必修化の内容は?課題や問題点、家庭でできる学習法
https://hugkum.sho.jp/64759

また、東南アジアをはじめとした新興国では、グローバルに活躍できる人材の育成に力を入れており、特に「人のコミュニケーションをとるために役立つ」英語力を伸ばす教育に力を入れています。

もはや、人種や国家関係なく、英語が必須の時代がすぐそこまできているのです。

英語が自由に使えるようになると、将来の選択肢が増える

幼いころから英語に親しむ利点は、英語力が伸びるだけではなく様々なメリットがあります。

例えば、英語を身に着けることで、

  • 海外のあらゆる情報を多角的に取り入れて、視野の広い考え方が身につくようになる
  • さまざまな世界の人との触れ合って、価値観が洗練される
  • 自分の能力や得意分野に気づくことができる

といった、思わぬメリットがあります。

筆者は、3年間ほどマレーシアにいたことがあるのですが、マレーシアのショッピングモールでは、現地のマレー人やインド系、中華系マレー人の子どもたちが同じ場所で遊ぶことがあります。
そのとき、英語を話せると話せないとでは天と地ほどの差が出てきます。

遊具を一緒に使って遊んだり、おしゃべりしたり、かけっこしたり…と、子どもたちの間でもコミュニケーションが必要なときがありますよね?
その際、英語ができるだけでも格段に交友関係が広がります。

さらに、海外の人と一緒にダンスをしたり、絵をかいたり、ゲームをしたり…と、英語をきっかけにして広い世界を体験することができます。
そして、自分の好きなことや得意なことを再認識することにもつながります。

大人になったとき、ビジネスができるくらい英語でコミュニケーションがとれれば、アメリカをはじめシンガポールや香港等の企業に現地就職して、同業種の日本企業より高い給料をもらうことも可能になるのです。

英語力を伸ばすには?3つのポイント

英語に限らず、語学力を伸ばす方法は、様々な学者が提唱していますが、科学的にはどのような方法が望ましいのでしょうか?

そこで、語学力を伸ばす方法を具体的に教えてくれる本が、『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』です。

著者の斉藤淳氏は、第二語学習得(SLA: Second Language Acquisition)の理論をもとに英語を学習するのをすすめています。

SLAとは、「人が母国語以外の言語をどのように体得するのか?」を研究する学問分野のことです。
斉藤氏は、SLAをヒントに実践的な英語学習方法をあみだしました。

その中でも重要なポイントを3つほど紹介いたします。

英語は「文字」からではなく、「音」から学ぶ

赤ちゃんが言葉を覚えるとき、文字から覚えることはしませんよね?

必ず、パパママや周りの人がが発する声をもとに、言葉を覚えていくはずです。

英語も同じで、いきなり文字から覚えようと思っても難しいと思います。
逆に、文字からではなく音から学べば、短期間で語学を身に着けることが可能です。

文字が読めるようになったら、フォニックス学習(英語において、綴り字と発音との間に規則性を明示し、正しい読み方の学習を容易にさせる方法の一つ)によって、文字と音の関係を意識させることで、さらに語学力は上達します。

「かたまり」で学ぶ

この本の中で、斉藤氏は、文法の知識だけ抜き出して学ぶやり方には否定的です。

実際に、日本語で他者と話すとき、文法を意識して意味づけはあまりしませんよね?
どちらかというと、多少わからない表現があったとしても、意味を想像しながら情報をインプットすることが多いと思います。

英語でコミュニケーションするときは、同様に意味を想像しながらインプットし続けることが必要になります。

本書では、英語をインプットするときは、実は「映像」がベストだと記されています。
映像を通じて「状況」を把握しながら英語をインプットすることで、

  • どんな時に、どんな英語のフェーズが使われるのか?
  • 疑問を投げかけるとき、強調するとき、それぞれどんなイントネーションがよいか?

を体感的に理解することができるようになります。

英語を学ぶのではなく、英語で学ぶ

子どもは興味のあることに対しては、かなり集中力を発揮すると思います。
子どもが興味にを持てるコンテンツに「英語で」ふれさせることで、子どもの集中力が維持できるだけでなく、学習が継続するようになります。

最近では、Youtube、Tiktokやゲームなど、子どもが好きなコンテンツを入り口にして、英語に数多くふれさせると、子どもの英語力は伸びやすくなります。

やみくもに英語を学ばせたり、強制的に教えるのではなく、子どもの知的好奇心を刺激するコンテンツをパパママが選んであげることも必要です。

英語力をのばす!子どもの英語スピーチコンテスト

では、具体的に英語力を伸ばす方法があるのでしょうか?

簡単に始められる方法の1つとして、スピーチコンテストがあります。
子どもにとっては、人前で自分を表現するスピーチコンテストへの参加は勇気がいるかもしれません。

しかしながら、スピーチコンテストを経験することで、以下のメリットがあります。

  • スピーチに必要な総合的な英語力を身に着けられる
  • 語彙力・表現力が身に着けられる
  • 自分の意見を、短い時間で分かりやすく伝えることができるようになる

特に、語彙力を高めつつ、他の人に「わかりやすく」伝える能力を伸ばすことが可能です。

誰でも挑戦できる、子どもの英語スピーチコンテストの紹介

最後に、日本全国から誰でも挑戦できる、代表的な子どもの英語スピーチコンテストを紹介します。

全国ジュニア英語スピーチコンテスト
  • 主催:一般財団法人 日本ラーニング・ラボラトリー教育センター
  • 対象:日本国内に在住している年中・年長、小学生、中学生(※詳細は下記URL参照)
  • 料金:2,000円(税別)/ 人
  • 特徴:審査に3段階あるのが特徴です。
    ファーストステージでは練習&録音、
    セカンドステージでは動画の提出、
    ファイナルステージでは総合的に細かく審査されます。
  • URL:https://stepworld.jp/speechcontest/
KIDSスピーチコンテスト
  • 主催:株式会社NOVA
  • 対象:日本国内に在住している年中・年長、小学生、中学生(※詳細は下記URL参照)
  • 特徴:NOVAバイリンガルKIDSとGEOSバイリンガルスクールが共催している子供向けスピーチコンテストです。1次、2次審査では動画審査で、2次審査を突破すると本大会でライブスピーチを行う方式になっています。
  • URL:https://www.nova.co.jp/lp/event/contest.html
第一回全日本オンラインスピーチコンテスト
  • 主催:StudyCollect(合同会社Education Hack)
  • 対象:年少以上(※詳細は下記URL参照)
  • 料金:2,000円(税別)/ 人
  • 特徴:StudyCollect主催のオンラインスピーチコンテストです。
    気軽に参加できる点や、様々な角度から表彰されるため、子どもたちのモチベーションにもつながりやすいのが特徴です。
  • URL:https://studycollect.com/event/112614/

最後に

子どもにとって、スピーチコンテストに参加することは大きなチャレンジとなります。
英語力の向上だけでなく目標をもってチャレンジすることによる大きな成長の機会にもつながります。

ぜひ、目標に向かってワクワクしながら取り組める英語スピーチコンテストに参加してみてはいかがでしょうか?

※各コンテストの概要は、2021年1月17日現在の情報に基づくものです。変更の可能性がありますので、詳しくは各コンテストのURLで詳細をご確認ください。

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