3歳、4歳になると、コミュニケーションも随分と上達し、大人との会話もバリエーションが増えてくる子も多いですよね。
自分の身の回りの支度や、お着換えなんかもできてくる年齢なので、次のステップを意識して、小学校入学の準備として、文字書きや数の勉強を教え始める親御さんも多いと思います。
ひらがなや数字の概念は理解していそうだけど、「国語」や「算数」と言われると、「うちはそこまで……」と思われる方もいらっしゃるかと思います。科目名で見ると堅苦しく真面目な印象がありますが、子供たちは日々の生活の中で国語や算数で習うことを学習しています!
今回は3歳から始める算数についてお話させて頂きます。
3歳は鉛筆の握り方を練習したり、手先の使い方を学ぶ年齢
鉛筆を使えるようになるのは、2歳半から4歳くらいが多いと言われています。子供によっては、もう少し早かったり、ゆっくりだったりしますが、だいたいこのぐらいの時期に書く練習をするのがスタートできるといえます。
また、1歳半~3歳ごろは錯画期といい、それまでぎごちなく点々と書かれたり、身体の重みで引かれたこすりつけたような線が、しっかりと強い線になってきます。線がひけるようになり、曲線がひけるようになり、さらに円も描けるようになってきます。
この動作は数字を書く上で必要になってきますね。ですが、このころはまだ人間を書いたり、もの見て同じように書くのは難しい子供もいます。描くこと自体に満足しているので無理に正解を書かそうとするよりも描くことを楽しむことを優先に。楽しんでいればどんどん成長していきますよ。
少し年齢が上がって、3歳~4歳ごろの象徴期には、『ママ』といって人間のようなものを描いたり、描いたものをなにかに見立ててお話ができるようになります。
描くことについての発達はこのような段階なので、数字を読めても書けない、そんな悩みを3歳でもつには早いかなと思われます。
まず3歳は、まだまだ手先の練習時代であることや、描くことについての発達段階であることを念頭において、読み書きの「書き」は後々できるようになればいいという心持でいてあげてくださいね。
初めての算数は数字の意味を理解するところから
3歳になると、ものを数え方たり、「〇個ちょうだーい」と欲求したりすることもあります。読み書きの「読み」がまだまだできない段階でも、ものの数を認識して数字を意識できている証拠です。
たとえば、3つという概念を教えたい場合、ミニカーを3つ並べ、その横に鉛筆を3本並べます。そして、『この数が3つだよ、いっしょだよ』と視覚的に伝えるのです。実物の目で見えるもので表すことによってイメージが伝わります。
また、数字の概念が理解できたら「読み」に挑戦してみてもいい頃。
一度に多くは覚えられないので、1から10までが書かれたイラストのあるものを使うなど、遊び感覚で取り入れることをお勧めします。文字の読み方を覚えたら、今度は数字と実物のマッチング。3というカードを示し、ブロックを3つ持ってきてもらう練習などです。
そうして、実物の数、数字、その両方の結びつきが理解できるようになってきます。
おもちゃで数える、鉛筆で書いてみる、3歳でできる算数
先ほどお話した実物と数字の結びつきは、市販のおもちゃでも取り入れられます。
そろばんの形をしたおもちゃや、タングラムと呼ばれる、正方形をいくつかに切りわけたパズルが人気です。そろばんのビーズを左右にわけることで、数のイメージがつきますし、「3つと7つに分けてみて」などと親子のクイズなどもできます。
タングラムは形で遊ぶおもちゃなので、認知機能の向上に有効ですが、数字を認識するのにも関連しています。
数字ってまっすぐな線ばかりではないですよね。ちょっと曲がっていたり、短い線があったり……。描くといった点でも、図形のいろいろな形に触れることで理解が深まりますし、学年が上がると出てくる算数の図形問題にも強くなります。
3歳頃から集中して遊ぶことができてきますので、おもちゃの中に算数の要素を取り入れたものも増えきます。算数につながるような課題が含まれているおもちゃを選んであげるといいですよね。
おうちでも習えるオンラインサービス「スタコレ(StudyCollect)」
おもちゃで学習するのにも限界がある場合や、教える人が必要だなと感じてきだしたら、おうちにいながら習い事ができるスタディコレクト(StudyCollect)がお勧めです。
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